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ウエサクの月
昨日は5月の満月、ウエサクの月。
噂によると、ブッダが生まれたのも亡くなったのも5月の満月の日らしく。
スリランカなどの仏教圏ではお祭りが行われます。
日本だとウエサク祭といえば、京都の鞍馬寺が有名。
ずっと前に、一度だけ参加したことがあります。

ウエサク祭に出かけなくても、毎年この日はお月見してることが多い。
気候がいいので、暑くも寒くもなく、蚊にさされたりもぜず、のんびり眺められるからかな。
昨日もベランダに椅子を出し、最近入手したおとっときの日本酒「小笹屋竹鶴」の純米生原酒などを、チビリチビリと舐めながら観月会。
あと、寺田本家の「五人娘」もクイクイっとね。

ウエサクの月が、晴れ渡った夜空にピカーンと輝いたり、
群雲がじわじわと通り過ぎて、月に影をおとしたり。
万華鏡みたいに展開する夜空を、飽きることなくぼんやり眺めていると不思議な感覚がやってきた。

それは、これまで満月を眺めてきた日々を、同時に体験したかのような複雑な感覚。

私はこれまでに、何度となく、数えきれないほど、満月を眺めてきたと思う。
特に20代の頃、1年とか半年とか長く海外を旅しているとき、フルムーンというのは一大イベントで。
次の満月にはどこの街にいようか?とか考えるし、
旅行者同士で話すときも「この前の満月は、どこにいたの?」みたいな会話になる。

時間を気にしない旅をするうち、カレンダー的な時間より、いつのまにか月のリズムを目安に生活するようになってたみたい。
だから満月をいつも指折り心待ちにしてました。
日本で仕事を始めても、その習慣は変わることなく。

なので満月には、たくさんの思い出がある。
鞍馬山で、タイの島で、インドのヒマラヤで、富士山の麓で、吉祥寺の井の頭公園で、そして家のベランダで…。

おそらく昨日の複雑で多層的な感覚は、
今までに満月と共にいた時間、
私のすべての満月体験を、同時に味わっていたような。
その時々の私の感覚が、幾重にも重なって、全部を体験していたような。

それは言葉では到底表せないけれど。
私の人生の旅程を醸して熟成させて、そこに漂う薫りにひととき触れていたような。

…と、そんな不思議な時間を過ごせたのは、美味しく醸された日本酒がお手伝いしてくれたからかもね。

それにしても。
こうして書いてるうちに思ったのは、
さっきは「数え切れないほどの満月をみた」と言ったけど、
冷静になると、案外、数えるほどだと思う(笑)。
だって、年間13回くらいでしょ?全部晴れて見えたとしても。

1年で多くて13回。つまり70年間皆勤でお月見しても、満月が見れるチャンスは100回以下。
としたら、満月を眺めるというのは、けっこうレアな機会だと思う。

…って、それ言い出すと新月も十六夜も十三夜も、どれも年13回なのですが。
ということは毎日レア(笑)。
やっぱり人生、毎日が貴重だなあ。なんて、あらためてしみじみ。

最近、日々の生活や仕事の中で、観月の機会が少なくなってるな〜と思ってたところ。
今回みたいに心地よく、ゆったり月を眺める時間、もっと創っていこっと。
地獄に行ってきました! 〜別府温泉2日目〜
別府2日目。温泉密度高し。
なんせ12時過ぎには、広島に戻るバスに乗らなきゃなので、
朝一番に、まずはホテルの温泉でひとっ風呂浴びて。
朝食後はさっそく、噂の「地獄めぐり」のため、
ホテルのある北浜からは少し離れた、鉄輪温泉へお出かけしました。

「地獄めぐり」って、名前が有名だからか、なんだか既に行ったことのある気になっていたので(笑)、最初は行く気なかったのです。
が、実際に別府まで来てみたら、どうやら鉄輪温泉こそ別府の総本山的な存在らしい。

湯けむりもうもうの、私の別府イメージの代表みたいなところらしい、と判明し。

じゃあやっぱり別府に来て地獄めぐりしないのは、
広島に来て原爆ドーム行かない、みたいなのと同じかしら?と思って。
で、頑張って早起きして、ほんの数時間でも地獄の気配を味わってみた次第です。

行ってみたらイメージどおり。これぞ別府!
町のあちこちから湯気が噴き出し、硫黄の匂いがムンムンしています。わくわく。

ただ、市営バスで行ったためか、観光エリアから少し離れた場所に到着してしまい。
地獄めぐりのエリアまでお散歩しながら、坂をたらたら登っていくうちにも温泉施設があちこちに。

時間もないのにやっぱり、ちょっとでもいいから温泉に浸かりたくなって、
その中のひとつ「渋の湯」という、とっても小さな無人の共同浴場に入ってみました。
無人で勝手に入っていいなんて。さすが別府。

ここは、もともとは温泉組合の人のための施設だそうで、
でも観光客も入れます。
無人だけど荷物置き場がコインロッカーになっていて、そのロッカーを使うことで入浴料100円が支払われることになるという。

ちょうど誰も入ってないタイミング。
「温泉独りじめ〜!」と、ポッチャン!と入ってみて。びっくり。

え?なに?このお湯⁉︎

入った途端、ぐぐーーっと効くかんじ。
皮膚から何かが浸透していくのがリアルにわかる。
身体が何かに刺激されて喜んでる。

どうやらかなり濃厚なお湯のようです。
久しぶりに効きました。というか、こんなに激しく実感したのは初めてかも。
「効く」ってこんな感じなのか〜、と。

なるほど、別府の総本山と言われるだけある。
別府北浜の湯もさっぱりと気持ちいいけど、
鉄輪温泉は身体がクリアに喜ぶお湯で、私好み。

もうずーーっと浸かっていたかったけど、時間が足りない。シンデレラ状態。
後ろ髪ひかれながら、早々にあがりました。
これは次回くるときは鉄輪温泉に集中だな。と思った次第。

あまりの気持ちよさに、温泉に酔っ払ってしまい、
「は〜、大満足☆」とうっかり帰りそうになりつつも、
ここから駆け足で「地獄めぐり」にトライ!

そもそも地獄めぐりの「地獄」とは、温泉の噴出口のことだそうです。
なので地獄めぐりは、地球内部への入り口を覗く旅。
全部で8ヶ所あるけれど、今回は少し離れた2ヶ所を時間的にあきらめ、6ヶ所をまわりました。

もちろんどの地獄も凄かったけど、中でも印象的だったのは
国指定名勝でもある「海地獄」と「白池地獄」。
名前どおりコバルトブルーと白い池。
水面だけみたら涼しげな色だけど、噴出口の熱気と躍動感は、地底のマグマの存在を感じさせてくれ、つまりは地球が生きていることを実感させてくれるパワフルなスポットでした。

おそるおそる噴出口に近づいたら、湯しぶきが上から虹をともなって降りかかってくる。
どんだけ人間が小さい存在なのかを、あらためて認識させてもらえます。
ほとんど駆け足状態で見ただけでも、その凄さを感じました。
地球の奥への入り口を覗かせてもらったドキドキ感。

私はこの地球の、こうして噴出している成分たちで生成された肉体なんだよな〜とか思ってみたり。
おそるおそる、地球とエネルギー的な繋がりをあらためて感じさせてもらった良い機会でした。

地獄めぐり、おすすめですよ。
地球内部に向かって挨拶できる、なかなか稀有な機会です。

もっとさっくり見るつもりが、地獄を甘くみてたようです。
あまりの神秘、地球の凄さに惹かれて時間ぎりぎりまで魅せられてしまい。
おかげで帰りのバスに乗り遅れるところでした。

息切らしながら、バスにのり、フェリーにのり…と前日来た道を逆もどり。
あっという間の2日間でした。
もっとのんびりできれば良かったけど、まあ今回は初めての場所にご挨拶した感じかなあ。

またいつかのタイミングで行く機会があれば、今度は鉄輪温泉で湯めぐり三昧してみたいなーと思いました。

ちなみに、しばらくはお肌スベスベでしたよ。やっぱり。
別府温泉に行ってきました! 〜別府温泉1日目〜
ああ、なんで私は昔のことを思い出し、とつぜん書きたくなるのかしら。
これはまだマシ?5月のお話。道後温泉に行ったから思い出したかな?

とつぜん別府温泉に行ってきました。
そろそろ温泉に行きたくなって、いつもの道後に行こうかと思ってたところ、
ちょうど、別府へのバスとフェリーと宿がセットの格安プランを目にして。
私は「お得」の二文字にヨワいのです(笑)。

思えば「温泉」といえば「別府」というくらい日本有数の温泉です。
なのに。ふと考えたら、温泉好きなのに、一度も行ったことがないなんて不自然だなあと。
1泊2日で片道6時間の旅路はしんどいかな〜と思いつつも、
「お得プラン」にやられて初上陸となりました。

広島バスセンターから「別府ゆけむり号」というのが毎日出てるんですね。
そして途中で、バスごとフェリーに乗船するのも嬉しいところ。
いつも力説しちゃいますが、私にとって「海を渡る」というのは、旅の醍醐味なのです。

それにしても。別府のこと、殆ど予備知識もなくて、実はこんなに海に近いって知りませんでした…すみません。
私のイメージしていた別府は、坂のある町の湯けむりもうもうとした、あの地獄めぐりのある「鉄輪温泉」だったようです。
行ってようやく知りましたが、別府温泉というのは、別府温泉、鉄輪温泉、亀川温泉、観海寺温泉(なぜか名前だけは知っている「杉の井ホテル」とか、このあたりらしい)など、8つの温泉郷からなる広域全体を指してることが多いみたい。

そういえば旅行プランを設定するとき、いくつかの宿候補から好きな場所を選べるのですが、それぞれの宿に(別府北浜)とか(鉄輪温泉)とか但書きがあって。
何も知らないので「?」でしたが、
「まあでも別府なんだし別府温泉がいいんじゃないの?」
と、バスの到着地に近い市街のホテルをセレクトしたのですが、
あれはつまり温泉郷を選ぶ感じだったのですね。

そんなわけで、1日目は賑やかで便利な市街地のホテルにチェックイン。
さっそくコンビニで売ってた「温泉本」という、別府ならではのローカルガイドブックを片手に温泉に入りまくりました。

さすが別府!と思ったのは、こんな賑やかな市街地なのに、驚くほどたくさんの温泉があること。
ホテルの近隣だけでも7〜8の温泉施設があり、
観光用に林立している、各ホテルや旅館のほとんどで立ち寄り湯が可能。
もうキリがありません。
さらに市営施設だったら入浴料が100円。まさに温泉天国!

まずは有名な竹瓦温泉へ。
何といっても、昔ながらの古風な建物が魅力です。
それに砂湯があると聞いていたので期待してました。
が、その日に限って月に一度の砂湯の定休日だったのです(泣)。
でも普通のお風呂は営業してたので入浴してきました。
予想以上にレトロなムードで、昔の銭湯にタイムスリップしたような。
床がお湯の成分によって、長年のうちに、黒や灰色や緑のマーブル模様に染まっているのが、いかにも温泉らしさを感じさせます。

そしてホテルの近所にあった海門寺温泉にも行ってみました。
普通、温泉というのは、私の感覚でいうと「ありがたいもの」なので、
きちんと大きめの施設を作って「すごいでしょ、温泉ですよ〜」と客を呼び込むものだと思ってましたが、別府においてはその限りではありません。

別府では温泉は普通のものらしく、この温泉は一般的な銭湯よりもコンパクトな施設で、いかにもフツーの立ち寄り湯なのです。
表からみたら温泉とわからないほど。地域の公園内とかにある小さな公民館のような。
きっとこんな小さな温泉施設が町じゅうにいっぱいあるのだろうなあと感じました。

広島からの定期バスが到着するのは15時過ぎ。
時間に制約があるので、たくさん入るつもりだと、一つ一つの温泉にゆっくり入れないのがのんびり派としては少々心残りでしたが。
まあだったら2泊3日とかで来ればいいわけで、まずは初上陸ですから。

そんなこんなで、あとはホテルで食事をいただいて、ホテル内の温泉でまったり。
ここではさすがにゆっくり入りました。
そのホテルは「三泉閣」といって、名前どおり源泉が3つあるらしく、
ホテルなのに、本物の自家源泉かけ流しの温泉という。別府、豊かだなあ。
そのうちの一つから湧き出る、ラウンジにあった足湯もすごーくよかったです。効く〜。

なんだか「町を歩けば温泉にあたる」というくらい、これでもか!と温泉まみれになった一日でした。
その、これでもか!感こそが、他の温泉地では味わえない別府の凄さだと感じました。

というわけで1日目、湯あたりギリギリまで温泉三昧。
やっぱり道後温泉本館。
なんで道後温泉にそんなによく行くの?

と、けっこう不思議がられます。
特に地元の人とか、愛媛出身の人に。
別府などと違って、小さい町だし、そんなに何度もいって飽きないのか?
という感じみたいです。

ん〜、もちろん1泊2日でラクに行ける利便性、フェリーに乗れるというリラクゼーションの高さなど、あえて言えば理由もいろいろあるけれど。

でも一番の理由は、道後温泉本館が大好きだから、です。
道後温泉に来て、もしもホテルの温泉施設だけで満足する人がいたら勿体ない!
確かに石けんやシャンプー置いてないし、ドライヤーも3分10円だし、いまどきの温泉施設とは差があるかもしれません。

が、本館は重要文化財に指定されている、素晴らしい造りの建物。
裸で入れる重要文化財は他にないそうです(笑)。
その空間は、浴室はもとより、2階や3階の休憩する部屋も心地よく。
何らかのエネルギーによって、私にとっては聖地になってます。
おそらく泉質とか、建築物の芸術性とか、そういう物理的なことじゃなく。

なんかね、本館でお湯をいただくと、身体だけでなく、いわゆるオーラレベルみたいな?そういうエリアまですっきりデトックスした感じがします。

まあそういう話になると、要はやっぱり「相性がいい」の一言に尽きますが。
そもそも最初に行ったとき、この温泉を開いたといわれる神様・少彦名命(大国主命とお二人で開いたそうです)と繋がった感じがしたのが惹かれたきっかけかも。

本館の横に「玉の石」という、とても愛らしい気配の石が鎮座されているのですが、
初めて訪れたとき、石の上に小さい妖精のような愛らしい人がいたのです。
昔々、その石の上で、少彦名命が温泉によって病が治って大喜びして踊ったという言い伝えがあるのだそうです。

そのとき「あの妖精さんは、もしや少彦名命では」と思ってしまいました。
思ったら、つながっちゃうよね。
しかも、それが原因かどうかはわかりませんが、不思議なことに、道後温泉に行くたびに何らかの気づきがもたらされるのです。

今回も松山のホテルをそうそうにチェックアウトして、朝から道後温泉本館に行きました。
そしてまずは近くにある湯神社におまいりするのですが、
そのときに、また新しい気づきがやってきて。
こんな短期間の滞在だから、今回は何もないだろうと思ってただけに、
うーん、そうきたか!とビックリ。
いつもお世話になってます。ありがとう。
気づきの内容は、これまた書き出したら長くなるので、今回はパス。
もし書く気になったら別記するね。

そんなわけで、今回は午前中に本館に立ち寄り湯をしただけですが、
いつものようにすっきりさっぱり。
他の温泉とはちょっと違う部分で充足感を感じるようです。

そしてまた「ああ、最近来てなかったけど、やっぱり定期的に訪れたいなあ」と、しみじみ思った次第です。

そしてフェリーに乗って広島に。
海を越える良さは、ゆったりと現実に戻してくれるようなそのテンポ。
短い期間ながらも、濃密な四国旅行の締めに最適な道後温泉本館でした。
せっかくだから一路松山へ。
最近ネットにつながる気がしないどころか、キーボードに向かう気にもならなかったのでタイムラグがありますが、まだ四国旅行の続きの日記を書くぞ〜。

この前書いた、ホエールウォッチング後。
そのまま広島までその日に帰る予定でしたが、
クジラさんの爽やかな余韻をじっくり味わいたくもあり、
せっかく四国まで来てるんだし、久しぶりに大好きな道後温泉にも立ち寄ってみるのはどうだろう?
と、突如としてひらめき。
いきなり方向転換して、松山に一路向かいました。

そして「せっかく行くなら」と、ダメもとで、
大好きな「パンダモ」のオーナーご夫妻にも突如連絡させていただき。
急にも関わらずご都合をあわせていただいて、夜に一緒にお食事できることになりました。
(「パンダモ」は、道後温泉駅前にある素敵なアンティークショップで、道後に行くたびに伺わせてもらってます)
そして宿も当日だったので道後温泉ではなく、とりあえず松山市内の安いビジネスホテル的なところをキープして。

松山へは夜遅くの到着でしたが、パンダモご夫妻と美味しいイタメシをいただいて、
楽しい時間を過ごせました。
私は「少しの時間しかないなら、連絡したら迷惑かなあ」と、こういうときはちょっと遠慮しがちなタチなんですが、
勇気を出して連絡してこうして会ってみると、ほんのちょっとの時間でも、大切な人たちと実際に会うのは大事だなあと感じました。
なるべくこれからも、遠慮しないで声だけはかけるようにしよう。と思った次第。

しかもその際に「いい温泉がありますよ」と、その近くにある東道後温泉を紹介してもらい。
ホテルに戻る前にそこでのんびりとドライブで疲れた身体をリフレッシュ。

道後にくると、どうしても1泊2日のスケジュールだと道後温泉だけで終わります。
でも実は、近くにもいろんないい温泉があるんですね。
地元の人は道後温泉より、他の温泉のほうが行く機会が多いみたい。
イメージ的にも、観光客が多くてゆっくりできない感じらしく。
それって私が土日の宮島行きを避けるのと同じかも(笑)。
しかもその東道後温泉は泉質もよく、施設のサービスも充実しているので人気だそう。

実際、すごくよかったです!
まず驚いたのは、ほぼ24時間営業ということ。
パンダモさんとのお話が盛り上がって、お別れしたのは23時を過ぎていたのに、フツーに営業してました。
だいたい広島の温泉だと、たとえば温泉自体は深夜まで営業してる場合でも、食堂とかマッサージコーナーとか附属施設はクローズしてることが多いんですが、フツーにオープンしてます。
それでもって真夜中なのに、高校生くらいの子たちが、マンガ読みながらカレーやウドン食べながらゴロゴロしてるのです。
ある意味、松山の学生の夜遊びは健全だな〜と(笑)。

もちろん泉質も素晴らしい。
露天風呂が掛け流しの温泉とのことでしたが、ぬめっとした触感で、湯質とかそこまで詳しくない私でも、何らかの成分がたっぷり含まれてる感じがよくわかります。お肌もすべすべ☆
またサウナはもとより、岩盤浴と手湯足湯をミックスしたような設備もあったりして、お客さんのニーズにしっかり応えたサービスの良さ。

ゆっくりしすぎて、施設を後にしたのは夜中の1時を過ぎてました。
が、人は全然減らなくて、かなりの賑やかさ。
やっぱり松山の人は温泉が好きなんだろうなあと感じられ。
いつもの道後温泉旅行とは一味ちがう、地元っぽい温泉に入れてよかったです。

そして、とりあえずのホテルで一泊して、
翌朝はもちろん大好きな道後温泉本館に!
ここはハズせません!温泉三昧〜☆
よし、せっかくだから、これはこれで気分がのったら別記してみようかな?
はからずも、祇園祭。
少し前のことですが、関西出張のときの旅のキロクなどつれづれに。

最近、はからずも体験することが多いなあ。
この前、神戸出張セッションを開催したとき、最後の日に京都へ行ってきました。
それがちょうど祇園祭の期間中だったのです。

もともとの目的は、祇園祭ではなくお墓まいりとフェルメール。
うちのお墓は京都にあるので、関西まで行く機会にお墓まいりしています。
あとは、ちょうど素晴らしいタイミングで京都の美術館にフェルメールの「天文学者」が初来日していたので見逃せないぞ!と。

それが、今回の神戸で、広島での占猫5周年のイベントに参加してくださった京都の方と再びご縁が繋がって。私の京都散策にご一緒してくださることになったのです。

おかげで、美術館へのアクセスが楽になったり、雰囲気のいいカフェに連れていってもらったり。
地元の人と一緒に遊べると、街は素敵なところや深みをいっぱい見せてくれます。
それが京都であるならなおのこと。

そして2つの目的をクリアした後に、祇園祭にお誘いいただいたのでした。
「せっかくこの時期に来たんだったら、よかったら行きませんか?」と。

実はちょうど祇園祭の期間中というのは知っていました。
が、ずいぶん昔、初めて祇園祭に訪れた時のあまりの人混みがトラウマになっていて。
以来、祇園祭の期間中に京都へ行くことがあっても、なるべく距離を置いてました。
だってね、宵山の日(巡行の前日)なんて、街の道路自体が山手線のラッシュ状態なのですよ。道幅みっちり人ギッシリ。しかもこの暑いさなかに。酸欠になるし、身動きできないし。

「最近は前祭と後祭に分かれてるから(この時は前祭)、前よりは人混みも緩和されてるみたいですよ。
それに宵山じゃないし(その前日。宵々山というらしい)、そこまでじゃないと思いますね」
という地元の方の判断を信頼し、久しぶりに行ってみました。

やっぱり京都の方とご一緒できたのがよかったです。
効率よく、街のあちこちに建てられ中の山鉾を全て見学することができました。
1人だったら、地図があっても通りの名前とか疎いので、こんなに要領よく回れなかったと思います。

それぞれの山鉾が、ディズニーランドのアトラクションぽい。
各山鉾で、ちまきや手ぬぐい、お守りなど、グッズをいろいろ売ってて。
うっかり手ぬぐいをいっぱい買ってしまいました(汗)。
バーンと山や鉾が描かれてるような古典的なのだけでなく、けっこう狙った(狙われました…)可愛いデザインのがいろいろあって。さすが京都の町衆、商売うまいなあ。

イベントもいろいろ。
御神体へのお参りはもちろん、普段は公開していない秘蔵の美術品が展示されたり。
また、茅の輪くぐりができたり、カマキリのカラクリで(蟷螂山というのがあるのです)おみくじ引いてみたり。山鉾によっていろんな趣向があります。

あんなに敬遠していた祇園祭だけど、そぞろ歩いてみるとやっぱり面白い。
街を挙げての特別感が独特の空気を醸し出していて。
トラウマになったのは10年以上前のこと。
私の感性も以前とは違っているのだろうな。
今回は京都の伝統の祝祭を、宵々山でほんのりと、ちょうどいい塩梅で味わえました。

トラウマはおかげさまで解消。
またいつかタイミングが合えば、祭りの夜をそぞろ歩いてみたいと思いました。
「よかったら一枚お撮りしましょうか?」
DSCF1402.jpg
今回鞆の浦を旅して、印象に残ってるのが、これ。

「よかったら写真を一枚お撮りしましょうか?」

これをびっくりするくらい町の皆さんから声をかけてくださるのです。
さりげなく、いいタイミングで、こちらが気兼ねしないでお願いできる雰囲気で。
こちらから頼むようなことは一度もありませんでした。

何人かで一緒に旅して写真を撮ると、撮影係が一人必要だから、
全員揃ってる写真が少なくなりがちです。
それが、古い町並みのなかで撮ろうと準備してると、近くの店の方が
「撮りましょうか」と気さくに(絶妙なタイミングで)声をかけてくれるのです。

ランチでカフェに入っても、みんなの料理が出揃ったところで、
すかざず「よかったら一枚お撮りしましょうか?」と。

うーん、やるなあ。
もちろん観光地だから、とも言える。平日だったから、とも言える。
声をかけてくださるのは、お店をやってる方とか、観光業に従事してらっしゃる方だから、手慣れてらっしゃるのだとは思う。

でも他の観光地で、こんなにさりげなく、向こうから進んで声をかけていただける機会はあんまりなかったなあと。
「いやいや〜。今日は平日ですしね、お客さんも少ないですし、全然大丈夫ですよ。よかったら店の前でもう一枚撮りましょうか?」
という感じ。さりげない。

この一言を気軽に言ってもらえるたび、町におもてなしされている感じがして、
ゆるゆると優しい穏やかな気分になってきて。
それは、この町の持つゆとりや懐の深さでもあり。
そんなところからも鞆の浦の魅力を味わえた、緩やかな1日でした。




はからずも、海水浴。
先日、日帰りで福山の鞆の浦&仙酔島に行ってきました。
ジブリのポニョのモデルになった場所として有名ですが、訪れるのは初めて。
ようやく機会がやってきて、行けてよかったです。

当日朝は広島では雨が降っていたけど、現地に着く頃には止んで。
暑さも控えめ、平日なので人も少なく、とっても気持ちいい旅行日和でした。

まずは古い町並みをのんびり巡り、その後お待ちかねの仙酔島へ。
仙酔島。名前がいいので、前から気になってました。

鞆の浦から渡し船で5分ほどの距離。
日帰りなので、海岸沿いを散歩するくらいでしたが、
それでも十分に自然の豊かなエネルギーを頂いたと思います。
散歩のお目当ては五色岩。
五色岩とは、赤白青黒緑と5色の岩のこと。
日本ではここにしかないそうですが、5色の岩があるところはパワースポットらしいです。
もらったパンフによると、インドの聖典「ヴェーダ」では5色の地を訪れるものは苦しみから解放され、幸せに導かれると言われてるそう。

でもそんな蘊蓄を知らなくても、このエリアがなんだか凄いスポットだというのは、訪れると感じられると思います。
海岸沿いの遊歩道を歩いていると、むき出しの岩肌が印象的。
この岩肌の状況で、およそ9千万年前の地殻変動の様子がわかるらしく、あちこちに地学の勉強のようなプレートが設置されていて。
5色岩も本当に5色。
もっと小さい岩みたいなのにちんまり5色入ってるイメージだったけど、
大きな岩肌全体がいろんな色に染まっている感じで、不思議空間でした。
9千万年前の岩の記憶に触れながらの、時空を超えた散歩になりました。

そして、散歩ですっかり汗だくになったため、
港近くのホテルが、蒸し風呂とお風呂がセットになった「江戸風呂」というのをやっていたので入浴してみました。
男女共用の露天風呂だから一緒に行ったみんなで入れて、入浴用のシャツとパンツも貸してくれるというのが便利。

入ってみたら、以前、竹原で体験した「岩乃屋」の石風呂みたいな蒸し風呂と、露天風呂、そして目の前の海(すぐ隣に海水浴場があるのです)に一定の順番に入ることで、デトックスとパワー充電を兼ねた楽しいお風呂でした。

この蒸し風呂は、昔の瀬戸内海沿岸の独特の風習だと聞いています。
おそらく「江戸風呂」というネーミングはそのあたりからきたのかと。
あらかじめ熱をこもらせ、海藻やムシロを敷いた洞窟の中で汗を出します。
プリミティブなサウナという感じ。

蒸し風呂もじっくり汗を出せて気持ちよかったけど、
一番嬉しかったのは、海水浴できたこと。
蒸し風呂に入ったあと、すぐ目前の海が「露天風呂」の一つとしてコースに入ってるのですが、まさか入浴で海に入るとは思ってなくて。

海水浴、好きなんだけど、水着用意したりとか、結構「そのつもり」で出かけるのは面倒だったりして、私にとっては敷居が高いのです。
それが、なにも準備してないのに、お風呂コースの一環という形で図らずも海水浴できて、かなりアガりました。

きっと昔は、蒸し風呂後は汗を流しに海へ入ったに違いありません。昔の瀬戸内海人になった気分〜☆
海に入るのにちょうどいい暑さだったのもあり(冬はどうするんだろ?)、その入浴コースの中で一番長い時間浸かってました(笑)。

泳ぐというよりは、水面にずっと漂ってぷかぷか浮いてるだけでしたが。
でもこれが気持ちいい〜。
耳が水に浸かってるから、外の音が聞こえないまま、波のリズムに身をまかせ。
視界には、綺麗な空と雲と鳥だけ。
音は海の音。波の音、あと浅瀬で浮かんでいると、砂がサラサラと移動する気配。
肌に海藻が触れる気配。

いいなあ、海水浴。
いつのまにか、自然に地球と一体化してた。
自分が地球の一部であることを当然のように感じていて。
先のこととか考えられないスペースでくつろいで、
「今生きているということが、そのまま、安心ということ」
言葉で表すとしたら、そんな感じの体験がやってきて。

しばらく漂ったあと、重力に任せて足で立ってみると、心なしか海水浴の前よりもスックリと大地に立てるようになってました。
地球とちょっと仲良くなったのかな、みたいな。

そんなわけで、考えてもなかった海水浴をすることになるとは。
ちょっとしたサプライズでした。
しばらく体験してなかったけど、夏はやっぱり海水浴するのが大事なのかも。
旬の食材を味わうのが体に大切なように、旬の体験もね。
自然や地球とつながる貴重な時間だなあと。

そして、海水浴に行くのがめんどくさかったら、またここに来て「江戸風呂」に入ればいいや。とも思いました(笑)。
瀬戸内海の多島美を堪能しました〜 (後編)
『御手洗地区とみかんロード』

大崎上島からフェリーで大崎下島に渡った後は、安芸灘とびしま海道を島づたいに海を眺めながら呉市街を経て広島までドライブ。
このコースでも普段と違ってちゃっかり観光してみました。

立ち寄ったのは、大崎下島にある御手洗地区。
ここは江戸時代から昭和初期にかけて港町として栄えたエリアで、江戸時代の町並みが多く残り、町全体が町並み保存地区に指定されていて、国立公園にもなっているそう。

…と、前日に竹原の町並み保存地区を歩いてるとき、団体さんのツアーガイドが説明しているのをふと耳にして(町並み保存地区は広島県内では竹原と御手洗地区だけとのこと)、その存在を知ったのですが。

「あれ、今から行く島じゃないの?」と調べてみたら、中継貿易港として江戸時代に西日本では大阪の次に栄えた町だとか。米の相場はこの町で決まったので御手洗相場と言われてるとか。云々。
なんだか江戸時代の豊かな空気がそのまま残ってそうな感じです。
こんな小さな島の一角に、そんな賑やかだった場所があるなんて。
今回初めて知りました。
で、せっかく知ったからには、立ち寄らないわけにはいきません。

行ってみたら、とてものどかな港町でした。
江戸時代から明治、大正、昭和初期の建物がそこかしこに残り、混然とした不思議なタイムスリップ感があって。
やはり、静かな島だけに昔の雰囲気が残りやすかったのかもしれません。
京都の町並みに似たエリアもあるのですが、京都より圧倒的に観光客が少ないのが、さらに気分を盛り上げます。
おすすめエリアをぐるっと1時間くらいで一周できる散策マップが用意されていたので、潮の香りを楽しみながらお散歩してきました。
ちょうど天気もよくて、暖かく穏やかなお散歩日和で。
最古の遊郭や江戸時代の宿や商店など眺めながら、ときには中に入ってみたりして、貿易の拠点らしい過去の賑やかな気配を感じて歩くのは愉しかったです。

その後は、島づたいののんびりした田舎道を広島方面にひた走ります。
どうやら「オレンジロード」と呼ばれているらしいその道は、その名のとおり、みかん畑のど真ん中を突っきります。
みかんは瀬戸内海の名産ですからね。

ちなみに個人的好みからすると、オレンジより「みかんロード」のほうが可愛いと思うのですが。
蜜柑って、口に発して気持ちいい、可愛い言葉だなあっていつも思うので。
そんなわけで、日記の小見出しは勝手に「みかんロード」にしました。

まあそれはともかく。
ちょうどみかんがたわわに実る時期だったので、山の斜面はどこをみても、みかんみかんみかん。
みかん色を浴びながらの気持ちいいドライブになりました。みかん色、大好き。
この時期のとびしま海道、豊かに実ったみかんと青い静かな海を堪能できておすすめです。

…と、今回は観光もたっぷりの内容の濃い旅になりました。
広島にきて以来、念願かなって、ようやく瀬戸内海の多島美をたっぷり味わえてよかったです。

またこのコース、来てみたいな。
今度は蜜柑の花の咲くころとかどうかしら。
花の香りが漂ってきたりしたら素敵だな〜、なんて。
瀬戸内海の多島美を堪能しました〜 (中編)
『岡本醤油醸造場を見学』

そして2日め。
宿をチェックアウトした後は、大崎上島内にある岡本醤油醸造場へ。

この後、安芸灘とびしま海道をドライブするには、まず大崎上島から大崎下島へフェリーで渡るのですが、便数が1〜2時間に1本しかありません。
で、その待機時間を利用して、醸造場見学をさせていただくことになりました。

この醸造場は、昔ながらの天然醸造にこだわったお醤油を作っています。
実は、もう何年か前から家で使ってるのが、ここのお醤油。
とっても味わいと香りが深くてお気に入りです。
最初、島に行くことを決めたときは「あ、うちのお醤油の島だ」くらいな認識でしたが、
もらった観光パンフをみたら見学できるとあったので、さっそくホテルから連絡してもらって(要予約)、ついに製造工程を拝見する機会に恵まれた次第です。

はたしてあの美味しいお醤油がどんな風に作られてるのか。

前からここの醤油を愛用しているとお伝えすると喜んでくださって。
家族経営風のアットホームな雰囲気で、奥様かな?女性の方に製造の過程を案内していただきました。

蔵の中に一歩入ると、醤油の香りが鼻をふんわりくすぐります。部屋中に生きた酵母や麹菌が漂ってる気配。
そこに400年間使っているという、大きな大きな杉の桶が何個も並んだ様子は圧巻。その桶の中で、2年くらいかけてじっくり醸造するのだそう。
400歳の大杉桶にそっと触れてみる。
しっとりとした、優しくもガツンと頼もしい触感。
この桶だったら、きっと菌たちも安心して、ゆっくり発酵を楽しめるんじゃないかと思う。

自然なやりかたで育んでいるから、のびのびと菌たちが喜んでいる感じが伝わってきて、それがとても心地いい。
むわっとする発酵の香りを深々と呼吸すると、肺の中にしみわたって身体がいきいきとしてくるような。

幸せな酵母や麹菌たちが、楽しく遊びながらお醤油を作ってる場所でした。

私が普段使ってるお醤油の出来上がるまでを知れてよかった。
どんな菌たちがどんな風にお仕事してるのか感じられてよかった。
これからは、今まで以上にお醤油を美味しくいただけそうです。

フェリー待ちの、ほんの1時間ほどの時間でしたが、とても素敵な体験をさせていただきました。
そもそも、お忙しいはずなのに見学させてくださるって素晴らしい試みです。
おかげで私の知る世界が、また少し深みを持った気がします。
岡本醤油さん、ありがとうございました。

もちろんお土産に、お醤油たっぷりまとめ買いしてきました〜(笑)。

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