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器用で不器用
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寒い季節から今くらいの時期まで、うちの蓮ちゃんは、押入れの布団の隙間に入り込んで、巣穴をつくります。
夜の間はそこを寝ぐらにするみたいです。
朝、押入れの中に蓮ちゃんが抜けたあとの形が、毎日ぽっこり”かまくら”のように見事に残ってるのですが、その形がなんとも可愛らしく。
どうやって寝てたのかよくわかる。

猫バカなので、この寝床を作り始めた当初は「なんて可愛い巣穴なの〜!」と、毎回のように抜けたあとの写真を撮影していたものです(笑)。
毎日、寝る前に寝ぐらを作るなんて、ちょっと野生っぽい。器用なもんだな〜と思います。

そして空ちゃんのほうは、そんなことは一切やりません。
当方で用意させていただいた、クッションや毛布の入ったカゴの中で寝るようです。
自分で手間かけて、何か作る気は全然なさそう。
全部こちらが用意しているあり物で間に合わせます。野生っ気ゼロ。
もちろん、そのあり物に不満があったら機嫌悪いんですけどね。

家のふすまを開けるのも、蓮ちゃんは何の抵抗もなく、ガラ。と開けてスタスタ勝手に好きなときに出入りします。
空ちゃんも自分で開けられるんだけど、できれば人に開けて欲しいみたい。
いつもニャーニャーと大きな声で鳴いて、開けるまで鳴きまくられます。
蓮ちゃんは軽く両手一発で器用に開けますが、空ちゃんは、開ける際の身体の角度とかにコツがいるようで、何度か切り返して開けてるから面倒なのかも。

じゃあ、蓮ちゃんが器用で、空ちゃんが不器用か?というと、そうでもない。

例えば、トイレの処理は、空ちゃんは芸術的なまでに上手です。
彼女はものすごーーーくキレイ好きなので、用を足したあとは、時間をかけて丁寧に痕跡を消していきます。
こっそり見ていると(直接まじまじ見てると、処理の途上で集中が切れちゃうみたいなので)、繊細に繊細に砂をかけなおして、まるで使ってないかのようにキレイに跡を隠します。
蓮ちゃんは、せっかちさんなので、用を足したらスグに走り出したいらしく(笑)。
跡を消すのもそこそこにダッシュしちゃうのです。ちょっと雑。

あと、こういう書き物の作業をしてると、テーブルの上に乗って邪魔しにくるのは2匹ともお約束ですが、空ちゃんはテーブル上のモノを器用に避けて移動します。フラットじゃないモノが肉球に触れるのがイヤなのかしら。
蓮ちゃんは、そんなことはあんまり気にしないで、ドカドカと歩き回るのでキーボードを踏んじゃって、謎の文章が打ち込まれてしまったり。

あるいは、ドカドカ部屋を走り回ってるうちに、悪気なくうっかり不器用に、私の脚に爪を立ててしまって「あ、ごめんごめん」みたいな。
蓮ちゃんは脚力が強いので、夢中で遊んでるときに爪でえぐられると、ものすごーく痛いんですけど。
空ちゃんは、凸凹の上を走るのがイヤなので、私が寝転んでいても、きちんと避けてくれます。だから「うっかり」爪を立てることはありません。
ただし、何かに不満があって、怒りの鉄拳で「あえて」爪をたてるのは空ちゃん。

まあ、どっちにしても猫を飼うというのは、傷だらけになるのは避けられませんね〜。
私の手足は日常的に新旧さまざまな傷痕だらけです(笑)。

あ、話がそれた。
そんなこんなの事から、ふと思ったのは、当たり前のことだけど、
器用なタイプとか不器用なタイプとか、きちんとレッテル貼って分類するのは不可能なんだよなーって。
「◯◯な猫」なんて、いないのでした。毎瞬毎瞬、そこに在るものが在るだけで。

そしてそれは人間にも言えること。
ついつい「◯◯な人」とかレッテル貼ったり、カテゴライズしがちですが、
もちろん、そうして何かに限定して表現しないと状況が進まないこともあるけれど、
言葉で全てを表現することはできないことを踏まえた上で、
決めつけたり、イメージを狭めたりしないように意識することが大切かな、と。

それは他者だけでなく、自分も含めて。
私の場合むしろ「自分ってこんな奴」って、他者より自分にレッテル貼ってることのほうが多いかな。
そういう制限しないでおこう。
私は「○○な人」ではなく。ただ毎瞬毎瞬、そこに在る私がただ在るだけなのだと。

ちょうど今朝、みごとな押入れの巣穴を見ながら、ふと思ったことでした。
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